■着順掲示板部分
右側がリアルな着順掲示板の表示になっています。ちなみに、審議は「審」ではなく「審議」、写真判定は「写」ではなく「写真」という表示が出ます。あと、確定の赤ランプといわれるランプが無くなっています。それ以外はあまり変わり映えはしません。

■レース中
レース中はこんな感じです。右側がいわゆる昔の２分割画面の上の部分。横長のために馬群を割と広めに映すことができます（左側の通常画面と比較すると映っている範囲が広いのがよくわかります）。ですが、この横長カメラが１台しかなく、かつゴール手前にあるために、ゴール近辺では馬を後ろから映すことになるので、このモニターで見る限りではゴール際の判定を見るのは難しいです。その場合は左側の画面に通常のゴール正面のカメラの画像が映っていますので、そのスロー再生を見ることになります。正直、このビジョンが見えるならゴール前は手前の実際のレースを見た方がいいとは思いますが（笑）

■３画面状態
いくら３画面でも、同時に全て見るわけにはいかないので、どれかを選んで見ることになります。つまり競馬場やWINSにある３台モニターと何も変わらないわけです。さらに巨大なスクリーンのため自分から遠い画面はかなり小さくなり、おまけに他の画面とひっついているので結構見づらいです。例えば他場の実況＋次のレースの自場のパドック映像＋人気馬のパドック映像という状態になると、次のパドックに気をとられながら他場の実況を聞くことになったりして、落ち着きません。ついでに、この他場の実況は常に端のスクリーンにあるので、見づらいです。確定オッズ（あるいは出走表）＋他場実況画面＋自場のパドック（あくまでおまけ）とかの３画面の方がずっと落ち着きます。

■裏側はイラスト
巨大なビジョンの裏側はこんな感じ。きちんとイラストについての解説もついています。まぁタダのロゴだけじゃ味気ないですからね。子供の遊び場イメージの内馬場なので、こういうイラストなのでしょう。


■まとめ
巨大なスクリーンができたのですが、いまいち主催者側も、ユーザー側もまだうまく使いこなさせていないのが現状です。立派な箱ができても中身のサービスがイマイチ。まさに今のJRAを象徴しているような建築物ですね、現状は。